SDGsワークショップ in 小牧市立味岡中学校
キッカケキカク運営の後藤です。
11月から12月にかけて、小牧市味岡中学校様にてSDGsワークショップを実施しました。
https://www.komaki-aic.ed.jp/ajioka-j/
ワークの中で「どんな街や世界に住んでみたい?」とディスカッションしましたが、すごくたくさんのアイディアが出てビックリ!
また他人を知る事ができ、チームの結束を固める場にもなったようです。
そして生徒の皆さんの「いつもと違う様子」も見られたとのこと。
ではどんなアイディアが出てきたのか、生徒の皆さんがワークを通じてどう感じたのか、レポートにまとめていきます。
依頼の背景
授業でSDGsを学んでいるものの、
「SDGsに対しては、漠然としか考えられておらず、遠い存在のようになっている」
ということで、ワークショップのご依頼をいただきました。
対象は1年生6クラス。3年間を通じて学んで欲しいとのことでした。
なお、このワークショップは、同じ市内の応時中学校での取り組みを参考にされたそうです。
2030SDGsカードゲーム
ワークショップの前半では『2030SDGs』カードゲームを実施。
個人や世界のゴール達成に向けて、みんなで連携しながらプロジェクトを達成していきました。
ゲームでは
- ゴールを達成できず世界を守ることの難しさを知った
- 環境、経済、社会全て大事だと思った
- 周りとの連携によってSDGs達成に繋がると感じた
などの感想が出ていて、目標達成までの道のりや、その難しさを体感的に感じて貰えたのかなと思います。
更に、
- ゲームを通じてクラスやグループの仲がより深まった
- どんな世界を作りたいか、クラス皆で考えて行動できた
- 皆が積極的に発言したり行動してて驚いたけど、いい雰囲気だった
という感想もあって、良く話す友達はもちろん、普段話さない人とも交流したりと、クラスの団結力を高める場にもなったみたい。
カードゲームの目的は、「なぜSDGsが必要なのか」を知ってもらうことですが、ゲームを通じてチームの結束を深めることができるというのは、当方も新しい発見でした。
ディスカッション
テーマは
- どんな街に住みたいか
- 生きたい未来はどんな世界だろう
中学1年生の皆さんが、SDGsに触れてどんな未来を創造するのか、とても楽しみだったんですよね。
この日は4〜6人のグループで和気あいあいと討議しつつも、
- 自然豊かだけど発展している街
- 助け合いがある世界
- ジェンダー平等な世界
- 空飛ぶ車など技術が進んでいる世界
など、素敵な住みたい街や世界がたくさん!
ただワークシートには「皆が優しさを持って生活したい」と書かれていて、これはもっと深堀りしてみたかったですね。
「政治家が平等の中心にいる街」このような声も出ていたみたいで、中学生が今の政治をどのように見ているのか、どうあって欲しいと考えているのか、非常に興味深いなと思いました。
もっと時間を掛けて、この辺りをみんなで語っていくと、新たな気付きや学びに繋がる可能性がありそうですね。
まとめ
今回は中学生の皆さんと、SDGsや未来、街について考えました。
世界の目標を達成することを体験し、そして自分の考えを整理したり他人との関わり方を知ったりできたのかなと思います。
また先生からは
- いつも控えめな生徒もゲームを通して他の生徒に働きかけていた
- 生徒のお金の価値観は学校ではあまり見えないが、ゲームのやりとりの中で垣間見えた
との声があり、ワークを通じて「いつもと違う生徒の様子」が見られたとのこと。
こちらの学校では、校区クリーンアップ活動や募金活動、地域交流会など地域と関わる活動や、制服リサイクル活動など、生徒が地域や環境を考えることができる取り組みを多く実施されています。
このような取り組みに、今回得られた生徒の皆さんの学びや、そして先生方の気づきを活かしてもらえたら良いのかなと思います。
お知らせ
一般社団法人キッカケキカクでは、学校はもちろん企業や団体に対して、SDGs×キャリア教育×まちづくりの視点を基盤に、人と地域を巻き込んだスパイラルアップを目指し様々な取り組みを行っております。
まちをつくる力を提案していくためには様々な地域の方々と力をかけあわせパートナーシップを築いていくことが不可欠です。
- まちづくりイベント企画
- 社員研修プログラム
- 学校、子育て団体等での出前講座
などなど、皆様のニーズに合わせたキカクを個別にコーディネートさせていただきますので、ぜひお気軽にお問合せください