学校×まちづくり!SDGs研修 in 小牧市応時中学校

キッカケキカク運営の後藤洋哉です。

先日、小牧市にある応時中学校さまよりご依頼を受け、SDGsのワークショップを開催しました。

https://www.komaki-aic.ed.jp/ohji-j/

愛知県小牧市が、令和3年に尾張地方で最初の

「SDGs未来都市」

に選定されたことを受け、校区の生徒や保護者(PTA)、そして地域の方にSDGsを浸透させたい、その想いから本研修をキカクしたとのこと。

https://www.city.komaki.aichi.jp/admin/soshiki/shicokoshitsu/hisyo/shiseisenryaku/01/34469.html

研修テーマは

「学校・家庭・地域で取り組む応中版SDGs」

ここまでは、事前にお伺いしていた内容で、いつものように「SDGsは難しいからまずはカードゲームで」という趣旨かなと思ってました。

ただ打ち合わせでお話を伺うと、もともと応時中学校は、地域と学校の繋がりが強く、生徒の皆さんが地域のボランティア活動に取り組めば、地域の方は学校の花壇整備を行ったりと、お互いが助け合っているんですね。

そのため、学校としては、

『生徒は地域に目を向け、地域の人は学校や更に地域に目を向けてほしい。すぐに効果が出るとは考えていないが、5年、10年先に生徒たちが地域の担い手になってもらえると嬉しい』

そのために、SDGsを題材として地域の方や保護者と生徒が一緒に学べる場を作りたかったとのこと。すごく素敵な想いで、それを研修という形で実現できる地域も素晴らしいなと思いました。

研修の様子

SDGsカードゲーム

今回の研修には35名の方が参加され、キッカケキカクにて「2030SDGsカードゲーム」を実施しました。

参加者は、

  • 生徒(1年〜3年)  9名
  • 教員(社会科・家庭科) 10名
  • PTA役員  9名
  • 学校運営協議会委員  7名

で、今回は人数の関係で世界を2つに分けて、「中学生の皆さんの世界」「大人の皆さんの世界」を作りました。

カードゲームは、前半の行動タイムと後半の行動タイムを行い、そしてその結果やプロセスを振り返ることで、「SDGsがなぜ必要なのか」そして「SDGsがあることで生まれる可能性」を探求していきます。

行動タイムでは、自分の目標達成やそれぞれの世界を作っていくために、プロジェクトを実行し、また周りの人と相談したり協働したり。

前半はあまりチーム間で声掛けのようなものは少なかったですが、後半は「◯◯余ってる人いる?」「これとこれ交換できる?」などの声が飛び交ってましたね。

2つの世界の様子も、前半と後半では大きく変わったのかなと思います。

振り返りから共有

カードゲーム後は振り返り。

今回はワークシートに記入していただき、それを元にグループで討議を進めました。

生徒の皆さんからは、今回得られた気付きとして、

  • 今を良くすることしか考えられず、社会と環境に目を向ける事が遅かった。未来を見据えて考えていくことが大切だと感じた。また後半は声を掛け合うことで状況が良くなったこともあって、国際的にも自国内でも助け合いが大切だなと思った。
  • 自分のゴールを達成してから世界を見ると、環境や社会があまり良くない状況だった。これを現実の世界として考えるととても問題だと思う。改善のため、他の人を手伝っていたが、それでも豊かな世界をすぐに作るのは難しいということがわかった。
  • 自分たちが実施したプロジェクト等の交換は、実際に世界中で行われたら、すごくうまい具合に得られるものが増えるのではないかと考えた。そして時間は大事だと気づいた。

このような声が上がりました。

世界や国と国の繋がり、人の繋がりを感じてもらえたのは、すごく良かったなと思います。

そして、世界を良くしていくことの難しさに踏み込んだ意見もありましたね。

「世界」は広すぎますが、これを「地域」に置き換えても、きっと同じような課題があるんじゃないかな。そこに気づいて頂けたのは、研修の成果の1つかもしれませんね。

そして大人の皆さんからは、SDGsに対して

  • 周りや世界で起きていることを自分ゴトとして捉え、身の回りのことから一つ一つ改善するように行動を促すことなんだと思う。
  • 皆それぞれ目標は違うが、お互いできることを協力することで各々の目標に近づくことができる
  • 一人ひとりの気持ちであったり、思いやりの気持ちだと感じた

と、単なる目標やゴールと捉えるのではなく、SDGsは人が繋がって協働するためのものと感じて頂けたようですね。

今後のアクションでも「学校と地域で知恵を出し合った活動」「地域住民が参加できる行事の実施」「子どもたちの成長に寄与できること」との声が出ており、どのような取り組みが実施されるのか非常に楽しみです。

さいごに

研修の終わりに2名の生徒さんが発表してくれましたが、

「最初は自分ひとりで行動していたが、それには限界があり、周りの人と連携することが大切だと感じた」
「死ぬまでには世界が終わるわけではないし自分には関係ないと思っていたけど、なんとかしないとと感じることができた」

と、繋がりの大切さや、自分がキッカケとなって行動する想いを持って頂けたのは非常に良かったです。

今回は講師という立場でお声がけをいただきましたが、キッカケキカクとしても学びの多いイベントとなりました。

私達は「人と地域を巻き込んだスパイラルアップ」を大切にしているんですが、子どもたちや学校を基点とした地域の作り方、地域の人と人のつながりの作り方など参考になる点がたくさん!

引き続き、応時中学校の皆さんと連携を図りながら、今回の事例をキッカケキカクの活動に活かし、次のアクションにつなげていきたいと思います。