SDGs出前授業 in 稲沢北小学校

キッカケキカク 運営の後藤です。

1月17日に稲沢市立稲沢北小学校にて、SDGsのカードゲーム『2030SDGs』を実施しました。

今回は5年生1組2組の皆さんへの出前授業でしたが、いやー、児童の皆さんの吸収力と発想は素晴らしいですね。

ただゲームを楽しむだけじゃなく、「どのように身近な生活の中に取り入れるか」を自分なりに考える事ができてたんじゃないかな。

最初は「小学生だから」と思っていましたが、「SDGsがなぜ必要なのか」に気づいていましたし、それを自分の言葉で表現できていたようで、心配する必要は無かったですね。

では、授業がどんな様子だったのか紹介していきます。

開催の背景

担任の先生によると、授業でSDGsを学び調べ学習まで行ったそうですが、子どもたちはどこか遠い世界のお話のように感じているんじゃないか、とのことでした。

そのため、より身近なものとして捉えてほしいということで、今回のご依頼を頂きました。

カードゲームの様子

このゲームはチームと世界のゴールを達成ことが目的なんですが、そのためにお金や時間を集めたり、経済・環境・社会のメーターを上げていきます。

チームで協力したり、他のチームと連携とったりと、ゴール目指して皆とても楽しそうでしたね。

これまでのワークショップの経験上、最初は自分のゴールに目がいきがちなんですが、ただ今回は最初から世界のゴールに対する意識も高かったのかなと。

「環境やばくない」「あ、社会が下がった」と発言している子がいて、「小学生でも早いタイミングで全体の状況に目を向けられるんだ」と、率直に驚きました。

結果として、世界のゴールは達成!このワークショップでは久しぶりの結果となりました。

「他のクラスと一緒に相談とか出来て嬉しかった」という感想があり、クラスの枠を超えて協力できたのが良かったみたいですね。

ディスカッション

どんな街・未来に住んでみたい?

というテーマでチームに分かれてディスカッションをしました。

「家の中にプールがある」「漫画や小説の中に入って主人公になりたい」という楽しい意見があれば、「平等な世界」「皆で助け合える街」と人権に触れたような意見もあって、活発な討議ができていたみたいですね。

カードゲームで世界のバランスを知った事により、「お金も使って環境を守っている世界」という、お金・環境・人権の繋がりをイメージしたような意見も。

このバランスを知ることもゲームの目的の1つなので、皆さんがそれを体感的に学んでくれたことに、とても感心しました!

身近なアクションを考えよう

最後は、学校で、そして家庭でできるアクションを考えました。

  • 食べ残しをしない
  • 水や電気を大切に使う
  • ゴミをリサイクルする

とすぐにできそうなアイディアがたくさん出てきましたね。

そして、

  • 買い物をするとき認証マークを見つける
  • 賞味期限が近いものから買う
  • 詰め替え商品を買う

と買い物で実践できそうなアクションも。

ぜひお買い物の時に、児童の皆さんからご家族へこのアクションを伝えてもらえると、さらにSDGsというものが広がっていくのかなと思いました。

さいごに

今回は小学生の皆さんと一緒に、SDGsについて考えました。

なぜSDGsが必要なのか、SDGsがあることでどんな事ができそうか、児童の皆さんなりに考える時間になりましたね。

担任の先生からも、

『経済、環境、社会のバランスを考慮して、「このミッションは達成しない方がいいな」などと考えてゲームを進めていることが印象的だった。』

との感想を頂いており、新たな一面が見られる授業になったのかなと思います。

学校の授業では勉強するけど、まだまだSDGsを身近に感じられていない稲沢っ子も多いのかなと思うので、今回の授業をキッカケとして稲沢市内の色んな学校を回っていきたいですね。

お知らせ

一般社団法人キッカケキカクでは、学校はもちろん企業や団体に対して、SDGs×キャリア教育×まちづくりの視点を基盤に、人と地域を巻き込んだスパイラルアップを目指し様々な取り組みを行っております。

まちをつくる力を提案していくためには様々な地域の方々と力をかけあわせパートナーシップを築いていくことが不可欠です。

  • まちづくりイベント企画
  • 社員研修プログラム
  • 学校、子育て団体等での出前講座

などなど、皆様のニーズに合わせたキカクを個別にコーディネートさせていただきますので、ぜひお気軽にお問合せください。

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